元衆議院議員 林宙紀(林ひろき)オフィシャルウェブサイト - Hayashi Hiroki Official Web Site!

林宙紀

『150万仙台プロジェクト』に寄せて

『希望都市仙台』宣言


増えなければ減る。現状維持など存在しない。そんな奇跡的な均衡点はそもそも存在しない。もしも、もしも結果として現状維持が叶うとするならば、それは人々の懸命な上昇努力の結果である。

我々は既に強烈な下降圧力のかかる場所にいる。
我々は既に下降スパイラルの中で暮らしている。

このことはずっと以前から、それこそ20年も30年も前から指摘されてきた事実だ。

気づかないほど些細な、例えば年間1%の減少がどれだけの影響を及ぼすのか。年間たった1%の減少は、わずか8年で仙台108万の人口を100万以下に変えてしまう。今日生まれたこどもたちが社会に漕ぎ出していく2040年、今からちょうど23年後、1%の減少は86万人を切る仙台を現出させていく。実際には23年後2040年に仙台市の人口はちょうど100万人を切る、と予測されている。しかし現実はもっと残酷だ。

数多ある経済指標の中で、人口動態予測だけが正確に未来の姿を映し出すと言われている。何故、この人口動態予測という指標が一番確実な指標であると、しかも現状に甘んじたとすれば考え得る限りにおいて最善の(即ち、これ以上の良い結果は得られない)正確な予測が出来るとされているか?
答えは単純だ。結果に影響を及ぼす、主要な係数が2つしか、正確には3つしかない、多くの変数を考慮しなくていい簡潔な指標だからだ。

出生率と死亡率、この二つの係数のみが未来を予測する基礎的な変数だ。
今日20歳になる若者は、確実に、20年前にこの世に生を享けている。2040年に23歳になるこどもは、2017年、今年にしか生まれいづることはない。ある日突然、23歳のこどもが、魔法のように現れてきてくれることはないのだ。
そして、人の寿命は80年からそう大きく乖離しない。
よって今日の状況は、20年後の我々が見ることになる、バックミラーに映った正確な景色なのだ。今日までの結果はけっして変えることはできない。変えることが出来るのは、明日からの、正確には来年以降の動向だけだ。

唯一努力で変えていける、過去の結果に連動しない、残るもう1つの係数は、人口の流入数に関わるものだ。
水を足さない鍋は必ず焦げ付いてしまう。水がめの水は、放っておけば必ず枯渇してしまう。老舗に伝わる秘伝のたれは、注ぎ足し注ぎ足し維持されていく。

未来に伸びゆく輝ける街には、人がどんどん引き寄せられていく。対して、衰退していく街に向かって人が押し寄せてくることは絶対にない。未来を占うこの最後の係数は、実に残酷に、そして極めて誠実にそれぞれの街が置かれた状況を反映する。
あなたのこどもが出ていく街に誰かのこどもが引っ越して来ることはない。輝かしい未来が待つ、躍進する街でなければ人は集まってきてはくれない。仙台に住み仙台を愛する我々は、この苛烈な人口減少スパイラルの中で、全国のそして並居る世界の魅力的な都市との間で優劣を競い合い、生き残っていかなければならないのだ。

このわがままで気まぐれな3つ目の係数は、たとえそれがどちらに振れたとしても、その振れ幅は増幅し加速度的に影響を強めていく。その振幅が一度意志を持ったならば、別の意志によってその振幅を制御するのは容易なことではない。
だからこそ、人口が減少に転じようとする今この「分水嶺」で、衰退か躍進かを見渡せるこの最後の尾根の上で、我々は決断をしなければならない。我々は人口減少が意志をもって走り始めるその前に、現実にあらがう、断固とした決意を示さなければならない。

もしも今日この日から我々が、年間1%の成長軌道に仙台を乗せ直すことが出来るのならば、33年後、2050年のその日に私たちの仙台は150万人の街になっているはずだ。
翻って、もしも針路を逆に取り続けるならば、同じく2050年のその日に、我々は、78万人を切った衰退した仙台を目にすることになるだろう。

こどもたちの未来は、20年後30年後の仙台のあり様は、今日この日の我々の決意によって決まっていく。私はこどもたちに希望溢れる未来を手渡したい。

祖父母たちが、焼け野原になった仙台を、寝食を忘れて建て直してくれたように。
父母たちが、懸命に努力して、豊かな仙台を我々に準備してくれたように。

大震災の惨禍のなかで忍耐強くこの街の復旧にあたることができた我々は、こどもたちの未来にきらきらと輝く仙台を創り上げ、ずっと引き継がれてきた仙台というかけがえのない宝物を、きれいにきれいに磨きあげて次の世代へと手渡していきたい。
私は心からそう願う。

林宙紀
2017年7月9日未明
仙台市の自宅にて

希望のたねを蒔きましょう。
夢の早苗を植えましょう。
未来の若木を育てましょう。

市民が育てた木々たちが、やがて広がり林となって、

ひろき林が若葉に萌えていつか希望の森となる。

森で開いた花々が、杜の都を彩って希望の街へと変えていく。

市民の力で仙台を希望の都市へと変えていこう。

1,080,000 + 420,000 = 希望都市 仙台